山田詠美さんとの巡り会い
みなさんこんにちは、ゲストのgonomiです![]()
近畿地方も、いよいよ梅雨明け!毎日毎日暑い日が続きます![]()
学生のみなさんは、レポートや試験などを終えられ、長~い夏休みを迎えられているのではないでしょうか![]()
かく言う私も、旅行で夏休みを満喫!と言いたいところですが、勉強しなければならないことが山積み・・・。どれだけ進められるか、お休み明けに達成感を抱いているか、戦々恐々です![]()
みなさんの中にも、「どこにも出かけへんわ」と思われている方もいらっしゃるのでは?
読書は如何でしょう?
というわけで、今日は山田詠美さんの作品を紹介させていただきます![]()
先日、詠美さんの新作『学問』が発行され、烏丸三条の大垣書店でサイン会が行われました![]()
読者歴が長い私ですが、いつも学会や仕事、友だちの結婚式など、やむを得ない用事と重なり、サイン会に行けたことはありません![]()
でも、今回は大丈夫でした![]()
(壁にはられていたポスターです)
私が初めて詠美さんの作品に出会ったのは、三省堂高三現代文の教科書にあった「ひよこの眼」です![]()
一気に読んで、声のない溜息を漏らしたように思います。
この作品の魅力をどう伝えるか…、とにかく「ひよこの眼」が収められた『晩年の子供』を読みました。
一つ一つの作品の言葉が、自分の心や体にぐんぐんしみこみます![]()
私は常々、「文学は頭と心で理解するもの」と言っています。学校の授業も、頭だけで理解させようとするから、生徒も頭でだけ理解しようとするから、文学が面白くなくなってしまうのです
(熱弁)
頭で理解するだけなら、「走れ、メロス!」なんか「走って間に合った」で終わりですよ![]()
というわけで、私は詠美さんの書かれた言葉が「心」にしみこんでくるのに圧倒されました。これなら高校生にも感じてもらえる!と痛感したのは、それらが恋に関する表現だったからです![]()
それからむさぼるように山田詠美作品を読み、いよいよ、みんなと「ひよこの眼」を読み始めたのでした。
(講談社文庫『晩年の子供』表紙です)
みんな、最初のページから物凄い反応でした。
「せつない感情が霧のように胸を覆い、心を湿らせた時」とあります![]()
「『心を湿らせる』って分かる?」
みんなそれぞれの心にある記憶のノートをめくります![]()
「『心が泣く』とは違うやんなあ」
「そう。あくまでも『湿らせる』ねん」
「どんなんやろ」
「じゃあ、『せつない』ってどんなん?」
「そっか、『せつない』時の涙って、『泣く』という表現とは違うなあ」
「山田詠美は、『せつない』というのを『五粒の涙』と表現してるねん」
「おお、『五粒』かあ」![]()
もう一つ、みんなが盛り上がり過ぎたのが、主人公・亜紀と幹生の「恋」が始まった時です。幹生に手を握られた夜、亜紀は
「幹生の手の感触が甘い毒のように全身にまわり…」
と感じます![]()
(新潮社『学問』表紙です)
「『甘い毒』って分かる?」
「分からん!」
「じゃあ、『毒』ってどんなん?『甘い』って?」
「あ、そっか。『甘い毒』って、普通はあり得へんねんな」
「じゃあ、どんな時にある?それが『全身をまわる』って分かる?」
みんな、大興奮です![]()
「私、恋愛したことないし、分からんわ」
という人もいれば、説明する人もいます![]()
そして、文中には「ひよこの目」と標記されているのに、題名が「ひよこの眼」であることに、みんな感服して終わったのでした。
以降、山田詠美作品は私自身の恋愛、つまりは(?)人生にも影響を及ぼしています。特に、恋をすると、無性に読みたくなるのです![]()
と、今、恋をしているかは別にして、(![]()
![]()
)
『学問』についても書きたいのですが…。
もう長すぎますね![]()
とにかく、詠美さんは本当に可愛らしい方でした![]()
拙書を持参した私。
いつか、詠美さんの御高書の解説などを書かせていただく日を夢見て・・・
勉強頑張ります![]()











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