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2009年12月13日 (日)

劇団四季「WICKED」!

みなさん、こんにちはsunゲストのgonomiですhappy02

金曜、土曜に更新できなくてごめんなさい!

というのも!昨日のことをどうしても書きたかったからですsign03


三島由紀夫の書いた歌舞伎作品を研究テーマにしてきた私、歌舞伎や能、狂言などの伝統芸能から入り、ミュージカルにストレートプレイと、舞台芸術が大好きなのですheart02

「四季の会」という劇団四季のファンクラブにも所属しているんですよ!

昨日、私は大阪の四季劇場に劇団四季の「WICKED」(ウィキッド)を見に行ってきましたgood


これは、「オズの魔法使い」の外伝とも言えるストーリーで、ドロシーに退治された「悪い魔女」とは、本当に悪い魔女だったのか…という内容ですsign01

物語の初めは、良い魔女・グリンダ(ドロシーを導いた美しい魔女)を取り囲んだ民衆が、「悪い魔女が死んだ!」という良いニュースに喜び踊るお話に始まります。

しかし、グリンダは尋ねられます。「どうして悪い人はいるんですか?」

これは、とっても深い質問ですよねえsweat01

敵の敵は味方…という言葉があるように、「敵」がいることで、少しぐらい考えや生き方が違っても「味方」になることができる。「仮想敵」を作るというのは、世界の歴史で繰り返されてきたことです。私たちの日常社会にも、あふれているでしょうdown

この深い質問がなされるという時点で、「悪い魔女」が「悪い魔女」になったのも、何かからくりがあるのではないか、と気づくわけです。

(WICKEDのポスターです)
Wickedposta_2

グリンダはさらに尋ねられます。「グリンダ様は、悪い魔女・ウィキッドと友達だったそうですが?」グリンダは慌てて「知り合いだった」と答え、大学の同級生として一緒に学んでいた時代にさかのぼりますbud


美しく華やかで人気者、モテモテでみんなに愛されるグリンダを同級生が取り囲み、ちやほやしているときに、緑色の肌の同級生・エルファバが表れますclover

醜く、人とは違う肌の色をしたエルファバを、誰もが嫌悪し、いじめます。

その強烈さに、思わず、不快な気分になったほどですtyphoon

その上、エルファバは、頭が良く、口が達者。いじめられても、負けない強さがあります。可愛げがないのです。

そんなエルファバとグリンダがひょんなことからルームメートになり…。

紆余曲折を経て、親友になりますflair

その「紆余曲折」も、誤解が招いたことなんですが、親友になった後も、恋愛が絡んで二人の関係は、とっても複雑です。

(この時期ならでは、のポスターとツリー!)

Wickedtree_2

みなさんにも是非ご覧いただきたいので、これ以上は申しませんsign01

是非、四季劇場に足をお運びになって、この深く考えさせられるストーリーと、ナンバーの素晴らしさを堪能していていただきたいです。
エルファバ役の方は、声量が素晴らしく、物凄い迫力でしたnote

さて、エルファバが受けるいじめは、「緑の肌」、つまり肌の色と人とは違うことによるものです。これは、見た目で人を判断するのを批判しているだけではなく、このミュージカルがアメリカで生まれたことに、人種差別が背景にあると誰もが気づきますannoy

また「人とは違うこと」でいじめられるのは、マイノリテイーを排除しようとするマジョリテイーの姿でもあるでしょう。人種や民族差別だけではありませんfoot


さらにエルファバが、「悪い魔女」とされたこと、「仮想敵」とされたことには、やはり2003年のアメリカ(9.11以降)でミュージカル化されたことに、重いメッセージが感じられるのです。

そして「悪い魔女」は、「魔女」であり、「魔男」ではありません。「WICKED」というのは「悪い、邪悪な」などを意味する言葉ですが、これは女性名詞であり、ジェンダーの問題にもつながるわけですsweat02

う~ん、深い!

こんな深いストーリーに、恋愛、友情がからみ…。

思わず号泣させられましたcrying

(四季劇場が入っているハービス大阪のスワロフスキーのツリー。後ろにはWICKEDのポスターです)

Swarofskitree_2

一緒に見に行ったのは、私の高校からの大親友です。エルファバとグリンダの友情、相手を思う気持ち、共に成長する姿に、私は隣にいる彼女への思いを爆発させていました。彼女は、落ち込んで悩みがちな私を優しく受け入れ、包んでくれていますheart

「今日は改めて、○○が私の親友でいてくれていることを本当に幸せに思った」と大阪駅で彼女を何度も抱き締めた私は、かなりの注目を浴びていましたdash

それにしても、すぐに感情移入する私。
緑の肌こそしていないものの、人とは違う生き方をして、我が道を貫き、強いと思われ、口が超超達者な私なので、「WICKED」では、もちろんエルファバにclover


「美女と野獣」では、「美女」ではないものの、本ばかり読んで、おまけに朗読して聴かせたりして、空想好きで父親が大好きで、「人とは違う」「変わっている」とからかわれる、ベルにmoon3

というわけで、来週は「美女と野獣」dog

再来週は歌舞伎の南座顔見世興行の鑑賞記、
と年内は観劇三昧のブログでいきますね!

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