川口浩史監督初作品「トロッコ」鑑賞!
みなさん、こんちは、ゲストのgonomiです![]()
8月も20日を過ぎたのに、まだまだ暑いですね!
さて、昨日は、京都での公開初日を迎えた映画「トロッコ」を鑑賞して参りました![]()
「トロッコ」の川口浩史監督は、私の専門である三島由紀夫原作「春の雪」(行定勲監督)の、京ことば指導をさせていただいた時に出逢いました。
助監督だった川口さんは、本当に優しく、映画の現場になれない私と母を、何かとケアしてくださいました![]()
映画のお仕事なんて、もうないだろうな、と思っていた頃、「あかね空」の京ことば指導として、またお声をかけて下さったのです![]()
二つ映画のお仕事で本当にお世話になった後、月日は流れ、今年、初監督作品である「トロッコ」が公開になるとのご連絡をいただきました。
(トロッコ公式サイトです)
なんと撮影はマーク・リー・ピンビン。王家衛監督「花様年華」やホウシャオシェン作品で有名な、アジアで5本の指に入るとされる方です。
「春の雪」で、初めて日本の監督の作品をされ、川口監督とも、その現場で出逢われたそう![]()
私もあの時は、大好きな俳優さんの作品を多数撮影されているマークがおられるのが嬉しく、いろいろお話させていただきました。
撮影中、川口監督は「芥川龍之介の『トロッコ』を映画にしてみたいが、日本にはああいう荷物を運ぶためのトロッコは残っていない」とマークにお話されたそうです。その時、「台湾にはあるよ」と仰有ったことを、ずっと大事にしておられたとのこと![]()
初めは、台湾を舞台に原作そのままの「トロッコ」を撮られる予定だったそうですが、ロケ半された台湾での様々な巡り会いが、今回の長篇「トロッコ」誕生になったそうです![]()
拝見して、画面の風景の美しさ、映画の中に表れる温かな空気に正しく「川口監督」を感じました![]()
芥川の「トロッコ」そのままの、「ちょっとした冒険のつもりが、帰り道だんだん恐くなって…」という世界はあるのですが、現代が舞台になっているだけに、様々な問題があるのです![]()
主人公の家族は、母親・夕美子と長男・敦、次男・トキ。夕美子は台湾人の夫である孟真を亡くし、親子三人で夫の実家である台湾を訪れます。
義父である子どもたちの祖父は、かつて日本の統治下時代に「日本兵」だった台湾人。80年前に日本兵が作ったトロッコが残る小さな村で生活しています![]()
おじいさんおばあさんと夕美子たち親子、亡くなった孟真の弟夫婦、また村の子どもや、トロッコを運搬する青年との数々の経験で、子どもたちは少しずつ変化します。
しかし、「変化」するのは子どもたちだけではないのです![]()
(トロッコのパンフレットです)
人を変えるのも、育てるのも、やっぱり「愛情」なんだとしみじみ。
台湾の亜熱帯の植物が持つ滴るような「緑」の美しさ、トロッコの風景は、「ここに行ってみたい」と思わずにはいられませんでした![]()
幼い兄弟が見せる様々な表情、、厳しそうなおじいさんの細やかな愛情、母親が見せる弱さ、おばあちゃんの包容力などなど。
さらには、村に住む台湾の人々も、孟真の忘れ形見としての子ども達を、そのまま受け入れます。
画面からあふれる愛情、優しさに、涙が止まりませんでした。
終了後の舞台挨拶の観客からの質問に、題字が芥川龍之介の曾孫にあたる芥川敬章さんが担当されたこと、撮影された台湾のトロッコや今も残る日本家屋のことなど、いろいろとご紹介されました。
質問をお聴きしてビックリ!大阪はもちろん、名古屋など遠方でご覧になった方が、「どうしてももう一度観たくて」、と来られていたのです![]()
監督のお話によると、東京の映画館では、2週間程度の予定が、二ヶ月半の大ロングランになったとのこと。
「こんなふうに、リピーターの方が何度も足を運ばれているんだろうな」「私も、もう一回観たいなあ」なんて思っていると、既に台湾のロケ地を訪れた方まで![]()
私も「次の旅行は台湾!」と心に秘めつつ、家路につきました。
京都では上演中ですが、他の地方ではどうなのかな![]()
「温かい」優しさを感じたい方、お勧めですよ。是非ご覧下さいね![]()










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